愛媛大がネパールに研究拠点 大地震復興支援へ
8千人以上が犠牲になったネパール大地震で、愛媛大防災情報研究センターは1日までに、研究拠点「ネパール地震復興デザインセンター」を首都カトマンズに設置した。被災地の被害調査や地域・学校への防災教育を実施し、情報発信やまちづくり支援を目指す。
愛媛大は防災面でネパールを支援しようと10年以上、研究や国際シンポジウムを重ね、2006年に愛媛大サテライトオフィス・カトマンズを開設している。
防災情報研究センターの矢田部龍一センター長によると、デザインセンターは6月25日に同オフィス内に設置。2年間をめどに、愛媛大の学位を持つネパール出身の元留学生数人を雇用し、科学研究費補助金や業者による寄付金などを基に年間1千万円以上の事業費で運営していく。